吉増剛造さんについて⑥
吉増剛造さんとジョナス・メカス氏の映画が完成し、来年2022年に公開になる。そのエンドロールに、わたしの名前が出る。
その報せを受け、映画のラスト情報を見せていただいたのが、4日前。それからずっと軽い震えに包まれている。
この5年間のご縁と、自分の行動を振り返り、喜ばしい自分勝手さを噛みしめている。
吉増剛造さんは遠くて遠い、わたしにとっては星のような存在の方である。知るほどにその巨大さが分かるが、決して近づく事はない。
今回の事はわたしにとってはサプライズと同じで、驚きと感謝の気持ちしかない。実際にエンドロールを目にする時の事を考えると目頭が熱くなる。
もう一つだけ希望が叶うなら、もう一度吉増剛造さんのパフォーマンスを肉眼で観たい。そしてパフォーマンスを終え、美味しそうにビールを飲む姿を観たい。